介護職員初任者研修に合格するためのポイント

老人

介護職員初任者研修で受けるカリキュラムの内容とは?

介護職員初任者研修で受けるカリキュラムの内容は、厚生労働省によって決められています。130時間の講座を受けることが定められており、内容は介護の基本や認知症の理解、障害の理解などです。また、130時間のうちの75時間は、「こころとからだのしくみと生活支援」について学びます。講義で学んだ知識を活かしながら、実践的な技術について学ぶという内容になります。

女性

介護職員初任者研修の合格の基準と合格率の高さとは?

介護職員初任者研修の合格基準は、100点満点中の70点以上を取得することです。試験は32問以上出題されるので、25問ほど正解すれば合格できる計算になります。試験の結果は公表されないため、自分が何点取ったのかを知ることはできません。ただ、講義で学んだことを理解できているか確認する試験であるため、合格率は90%以上と高くなっています。

看護スタッフ

介護職員初任者研修の資格を取得するメリットとは何か?

介護職員初任者研修の資格を取得するメリットとしては、身体介護の仕事ができるようになることがあげられます。無資格では生活援助しかできませんが、資格を取得することで介護できる範囲が広がります。介護職員初任者研修の資格を持っていることを採用の条件としている介護施設もあるので、就職にも有利に働きます。また、資格を持っていることで給料がアップすることもあります。

介護職員初任者研修取得後におすすめの仕事

病院の待合室

特別養護老人ホームなどの入居型施設

特別養護老人ホームなどの入居型施設は、介護職員初任者研修の資格取得者を必要としています。資格取得のために学んだことを実践できる職場でもあるので、やりがいも感じられるでしょう。ただし、24時間体制で介護を行っているため、夜勤もあります。夜勤手当などを含めしっかり稼ぎたい人に向いています。

デイケアなどの通所型施設

デイケアなどの通所型施設は、食事や入浴、排せつの介助などのほか、レクリエーションなどを行います。資格取得のために学んだことを活かせるほか、楽しいイベントの企画・準備・実行なども行います。夜勤はないので家庭との両立もしやすく、子どもがいても働きやすい環境です。また、デイケアは週末が休みのところもあるので、カレンダー通りに休みたい人にも向いています。

空いた時間に働ける訪問介護

訪問介護は週に2日から3日など、都合に合わせて働けるので小さな子どもがいる人でも働きやすいでしょう。排せつや食事、入浴の介助などの身体介護のほか、買い物や掃除などの生活援助も行います。1日に数件訪問するのが一般的で、移動が多いので気分転換にもなり、メリハリをつけて働くことができます。